セミサロンバスで7:30分に広島新幹線駅北口広場を出発。 
中国縦貫道を戸河内ICで降り、国道191号線を益田方面に向かう。
中国山地の峠を越えて、だいぶ下った辺りで左折して国道に別れ、波多町の真砂公民館を目指す。

猛暑が続き「2ケ月近くは雨がなかったのでは」と思えるのに、本日に限り傘マ−ク。
中国山地の山越え辺りからポツポツと落ちだした。

10:00頃真砂公民館手前に到着。
ここらあたり、家が固まって有るのに、雨のせいもあったか、人っ子一人、猫にも出会わない。
雨具を装着して、公民館のすぐ先の”日晩山登山道入口”の新しい標識から山に入る。

入口からすぐの所、赤瓦の”紅葉岡天満宮”の社を左に見ながら登りに入る。
”一千百年大祭”と石に刻んである。
社殿前の20m以上あろうかと思える巾の広い石段が特徴的である。
ここからさらに20分登った所の山中には猿田彦神社がある。

その他、登山道には句碑や歌碑もあって、古い歴史のある土地柄なのであろう。
そういえば、”日晩山”の山名そのものが、その昔、菅原道真が太宰府左遷の折、
この平山(日晩山の古名)辺りで日が暮れ始め、夜を撤して辿ったとの言い伝えから付いたとのことで、
地元では日晩山を平山と呼ぶらしい。

登山道は標識など、地元の人によってよく整備され、腐葉土が踏み固められた道は、足に心地良い。
4回ばかり、適度のアップダウンを繰り返して登って行く。
日晩山までの登り道は、山頂まで距離も有って、歩き足りないということはない。

しかし一部の展望個所を除いて、登り道の展望はあまりなかったように思う。
山の下のほうは照葉樹が主体、中腹以上はブナ林で、その中に松の木が混在した
自然林の中を歩いて行く。春の緑の季節は又良いかもしれない。

頂上で昼食を終えたころ、それまでのシトシト雨が上がり、遠くの山並みがクッキリと見えだした。
頂上には立派な展望ヤグラが造って有り(双眼鏡が備えてある)、北の方角を除いて展望はある。

下りは谷間の道を、小さな渓流に沿って降りて行く。
道沿いに白い花(4回ぐらい聞いた筈であるが名前を思い出せない)やツルニンジンの花が咲いていた。
下り始めて一時間半で美都町の山本へ降りる。
ヒガンバナが例年より2週間ほど遅く丁度満開。


所在地   島根県益田市
ル−ト   真砂公民館登山口波多町)→日晩峠日晩山美都町山本
歩行距離     7km
累積標高差   600m
広島登ろう会_山行の記録 トップへ 日晩山(ひぐらしやま) 2010.10.3日
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