2014年、新年登山。
恒例の宮島弥山である。
多宝塔コ−スを登り、弥山頂上を経て、下りは博打尾コ−スを下る。
今年の新年登山の話題は、何と言っても建て替えなった弥山頂上の展望台である。
かく言う私達もそうなのだが、今年はこの建物目当てに多くの登山者が訪れるだろうから、
食事の場所が問題になるに違いないと考えて、 頂上近辺での昼食は
早々と諦めた。
そこで、弥山山頂を谷越えに見はるかす、駒ケ林の岩の上での昼食となったが、 ここも満席で
あった。
しかし、日がな一日、小春日和に恵まれて、すがすがしい登山となった。
多宝塔
コ−スの登山口から階段を上がった、そこに多宝塔がある。
国の重要文化財。
僧周歓が1523年に建立したといわれる。
高さ15.6m、下の階が四角で、その上は丸い造りに、さらにその上の屋根は四角
という珍しい形をしている。
御本尊は薬師如来像。
この御本尊は、明治維新の神仏分離令により大願寺に移されて現在に至る。
建物は厳島神社に属する。
ここは厳島合戦時、陶晴賢が最初に陣地を敷いた場所で、勝山城の跡である。
駒ヶ林から見る弥山山頂
青々というか、黒々と言うか、こんもり茂った弥山原始林の上にチョコンと白い屋根の
建物が見えている。
これが、新築なった弥山展望台である。
良く見ると、屋上の屋根の上に頭が見えて、最上階の展望台に多くの人が
登っているのが分かる。
建て替えなった弥山展望台
県のホ−ムペ−ジによると「弥山展望休憩所」と言うのが正式な名前みたいだ。
昨年春から旧建物の解体が始まり、その解体瓦礫から、新築用の構造物まで
全て梱包してヘリで運んだようだ。
そういえば、建設用の重機もヘリで、頂上に降ろしていたのをTVがやっていた。
完成は昨年の11月末ということだが、年が明けた本日の正月3日になっても、
今なお、部分開放である。
写真の2階部分が、手摺りの安全性に問題があるとかで、立ち入り禁止になっているのだ。
しかし、この新築なった展望台目当てに、頂上は多くの登山客で賑わっていた。
そして、頂上直下の「きえずの火」前の広場も多くの登山者でいっぱいだった。
|
|