呉市広にある吉松山〜白岳山を縦走した。
元々は白岳山の西にある螺(つぶ)山まで行ってJR広駅の近くへ下山する3山縦走を
予定していたが、 今回は大勢の参加メンバ−を考慮して2山までの縦走となった。
吉松山〜白岳山は「広」 の東から南に「つい立」のように鎮座する町中の山であるが、
自然豊かで、なかなか歩き慨のある山である。
JR広駅前に9:00集合。
駅前から国道375号線経由の「9:02発西条行き」JRバスに乗り、運賃180円の「塩焼(しやき)」
バス停で降りる。
すぐ道路を横ぎって、東側の路地から山隘の畑中の道を登って行き、登山口の仁方峠へ向かう。
塩焼(しやき)から峠越えに「仁方」に向かうコンクリ−ト道路を最初から歩き通して仁方峠
(吉松山登山口)を目指せばよいのだが、少し近道の畑中の道を選んだ。
あっ、それからバス停は「しやき」と読みます。
「しおやき」ではないのでバスのアナウンスに注意して下さい。
吉松山の山並み
写真は縦走した吉松山の山並みである。
手前の白岳山の急傾斜部から見たものである。
山並みの左側(西側)が「広」、右側(東側)は「仁方」の町となる。
右手奥の高い山隗は野呂山の西端である。
このように町中の山で、おまけに吉松山の標高が287m、白岳山が358mと、
いたって低山である。
しかし、実際に歩いてみると、なかなかのもので、最後の白岳山の急傾斜を
登り切った頃には「歩いたな〜」と満足感さえ覚えるのである。
吉松山の縦走路
吉松山の山頂の前後は常緑樹と落葉樹の混生林の中、落ち葉を踏みしめて
進む。
吉松山山頂から下った後、その先のピ−ク辺りからは、きれいな岩尾根となって
ちいさなアップダウンが続く。
縦走路の所々、木の間からは左手に野呂山、右手に「広の町並み」が見えたりする。
登山道にはツツジなど灌木も多く、春には彩り豊かな花を見ることが出来るだろう。
白岳山の急斜面
吉松山を縦走し終えると続いて、白岳山の南斜面に差し掛かる。
300mに近い標高差を急傾斜が一気に駆け上がっている。
ここからの眺望は抜群で、このコ−スのハイライトである。
小石や小岩混じりの、どちらかと言うと崩れやすい土道である。
ここに「HN呉の上ちゃん」さんが300mのロ−プを張られた。
しかし、300mと言えば、現地へ運ぶだけでも大変な労力に違いない。
上の方に張ってあった 既存のロ−プと合わせると4百数十m。
ロ−プは登る時の補助と同時に、夏場に草が茂った時の道案内の役もあるそうである。
この傾斜を登り切ったら、ほんの少し先が白岳山山頂である。
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