海田市駅から南の、呉方面に向って、海陸の境目辺りから左(東)寄りに、2〜3の山の塊りが
目に入る。頂上に鉄塔が立つ、中央の山が絵下山。
この絵下山山塊の左側は、ゆったりと大きく谷間へ落ち込んでから切り返し、さらに左(東)の瀬野方面
に向かって、脈々と山並みが続いている。
この谷間から始まる山並みの最初のピ−クが金ヶ燈篭山、さらに次のピ−クが城山である。

山並みは、さらに同所山、原山、鉾取山と600〜700mの高さで瀬野方面に続いている。
今回は熊野へ向かう道路が走る、あの谷間から登り、金ヶ燈篭山→城山へ縦走し
海田町総合運動公園に降りてくる。
運動公園からは、100円の町内循環バス(右、左どちら廻りでもOK)でJR海田駅へと向かう。

JR矢野駅前を8:30分出発。駅前を左に。
町道を、ほぼ矢野川に並行して歩き、矢野東六丁目の県道34号線(熊野方面行き)へ出る。
県道を横断し、東洋工業(株)の建物横から山手に向かう道へと入る。
途中に矢野東保育園。 やがて谷川と出会い、川の左側を行き着いた所にある橋で右折。

橋を渡ると、右岸のコンクリ−ト擁壁の下に、一人通れる位の巾で山へと向う手摺付き道がある。
ここが登山口。
ここと、金ヶ燈篭頂との中間あたりに愛宕神社が有って、そこへの参詣道を登ることになる。
道は雑木が茂る中をジグザグに50分ばかり登っていく。
今日はこの辺り、風がなくて、登り道は非常に蒸し暑い。

立て札によると愛宕神社の社は昭和46年の火事で焼失したらしい。
神社の長い石段を登って、巨石の側を通り抜けていくと、少し上で、舗装道路へ出る。
この道は、山腹を横断する串掛林道(舗装道路)から伸びて、この愛宕神社のすぐ上側へと至る、
参拝用の道らしい。 上の方から車でも参拝ができるのだ。

串掛林道との合流点まで進み、左折して串掛峠の方へ。150m程行くと、右手に「金ヶ燈篭山登山口
が掛っている。
駐車スペ−スもあってか、ここから登る人もあるようだ。
頂まで40分程、道は、松と照葉樹、落葉樹が茂る中を頂上まで一気に登る。

金ヶ燈篭山を過ぎると穏やかな縦走路が続く樹林におおわれた尾根筋には何処からか常に風が
吹いていて心地よい。
弾力のある落ち葉の道を30分も歩くと、赤穂峠手前にある送電鉄塔の所へ出る。
今回の縦走コ−スで唯一展望のあった場所である。
左に海田町、右手に熊野町を見降ろす。

ここで時間を取り、早めの食事とゆっくりした休憩。 12時15分に出発。
送電鉄塔からすぐ下の赤穂峠を過ぎて、20分ばかり歩くと分岐にでる。
この分岐は直進しないで右の方向へと折れる。
しばらく急な登りがあって、登り切った所の次の分岐は左折して城山へ。

城山から先も、古峠を経て新峠まで緩やかな上下の縦走路が続く。
尾根道は、松の木やその他の種々の木に囲まれて展望こそないが、日が差す時などは、
豊かな緑に癒される筈。
高い標高故か、縦走中は、絶えず風が吹いていて、梅雨の季節だけに、助かった。

新峠へ下る最後の部分には、新しい木の階段が取り付けてあった。
今しがた取り着けたばかりのように、丸太が白い。
ここの十字路を右に行くと熊野。正面を再び登ると同所山、5年程前は向こうから、ここへ降りてきた。
今回は左にって運動公園を目指して降りてゆく。

所在地     安芸郡海田町
ル−ト     矢野駅→矢野東六丁目登山口→愛宕神社→串掛峠金ヶ燈篭赤穂峠城山
          新峠運動公園
歩行距離    9.5km(このうち1.5kmは登山口までのアプロ−チ歩行)
累積標高差  810m
歩行時間   6時間15分(休憩含む)
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