今回は正面登山口を素通りし、300mほど先にある広場から福永八幡のコ−スへ出て、 白木頂上を目指し、北側の桧山方面へ縦走。 登り口に沢、下った側にも谷川の清流があって、いつもの白木山登山にない雰囲気に 浸ることが出来る。 白木駅で列車を降りて、8:40に正面登山口の方へ歩き始める。 道脇には、いつもの光景で駐車した車の列。 多くの登山者で今日も白木山は賑わっているか。 正面登山口は横目で見て、そのまま道なりに進む。 2軒ある家の前を通りすぎてさらに進むと広場に出る。 ここを真っ直ぐ登るのが椿谷コ−ス。今日はこちらには行かない。 ここで左に折れて沢を越えて進み、山肌を横に登って行く。 広場から20分足らずで福永八幡からの登山道との合流点に到達。 ここで右折して、ここからは福永八幡のコ−スを登って行く。 すぐに急な登りとなって、これが1時間ばかり続く。 急登の最後、別当山山頂の下辺りは特に急坂で、ここにはロ−プが張ってある。 このコ−ス、途中の展望はない。しかし、ずっと続く土の道と、豊かな緑に覆われていて、 正面コ−スとは違った白木山の表情を見ることが出来る。 10年程前までは落ち葉が重なり、滑って非常に歩きにくかった登り坂も 昔に比べ踏み跡がはっきりしている。通る人が増えつつあるのだろうか。 白木頂上では1時間程時間を取り、食事と休憩。 ほんの少しガスが、かかっているようであるが、かなり遠くの山まで見えている。 秋の日差しの下でゆっくりと景色を楽しむ。 休憩が終わると、頂上広場の北側に口を開ける木のトンネルの中に入って行く。 100m余り先の押手山方面への分岐を通り過ぎ、トラロ−プが設置された急な場所を 2っ、3っばかり下った先に、吸い殻入れ用の土管が道に埋まっている。 ここから左折し樹林の中へ入って行く。入り口付近には倒木があって藪の中へ入っていく 感がないでもない。 しばらく、うす暗い常緑樹の中の尾根道をほぼ水平に歩く。 テ−プを確認しながら進む。 入り口から600m余り進んだ所で小さな手製の案内に従い左折して杉谷に下る。 以前はこの谷に山アジサイが咲いて、アジサイロ−ドと少しオ−バ-に呼んでいたが 杉が間伐されて環境が変わり、登山道としては荒れてしまっている。 残っているテ−プを捜し、谷間のかなり急な細い踏み跡を捜して降りて行く。 下り始めてから下の谷間まで1時間はかからない。 降りてからは林道を道なりに30分程、道脇にずっと咲き続けるアケボノソウを眺めながら 桧山の白木分れバス停を目指していく。 白木分れバス停から国道54号線までは、広島交通の循環バスを利用する。 国道54号線では福留ハムの工場横の停留所から路線バスに乗り換えJR可部駅をめざす。 参考までに白木分れバス停の現在のバス時刻表は大林車庫行き(土、日)15:44分、17:04分。 所在地 広島市安佐北区白木町 ル−ト 椿谷コ−ス分岐(正面登山口を通り過ぎた少し上)→福永八幡コ−ス→ 尾根コ−ス→白木山→杉谷→桧山(白木分れバ停) 歩行距離 9km 累積標高差 1030m |