「海田町から見る絵下山」 撮影 Nakano
海田町の辺りから東の呉の方に眼をやると、海側から3つ4つ、ラクダの背のように山頂が、
連なって見える、山塊が眼に入ります。
その真中でテレビ用の鉄塔が立っているのが絵下山です。
以前は3本のアナログテレビ用の塔がありましたが、既に撤去され、デジタルTV用の
ひときわ大きい現在の1本が新たに建設されました。
ところで、絵下山の山頂のことですが。 この塔が立っている場所(すぐ近くに展望用の東屋もある)が
眼下に瀬戸内海の景色が広がり、登った時点で見た目にも最高地点に思え、
ここを山頂と思いがちですが、
実はこの地点から、熊野町よりの東北側へ数百メ−トル先にある別峰にあります。
ここから一旦、舗装車道を下った所に絵下山山頂の案内標識があり、そこから山道を少し登ると
頂上に大きな岩があり、ここが絵下山山頂です。
ここには海側の展望はありませんが、反対の呉市焼山辺りの展望が開けています。
「504m峰から見る眼下の似島、奈佐美瀬戸辺り」 撮影 Nakano
絵下山へのアプロ−チには何本も登山道がありますが、呉線沿線の海側から登る道は、
急な登り道でありますが、所々で後ろを振り返りますと、海と空の青に大小の緑の島影が散らばる
スバラシイ景色が眼の前に開けます。
多島美で広く知られる瀬戸内海の景色ですが、その中にあって「ここも満更じゃない」というのが
感想です。
例会として、3年前の2009年に呉ポ−トピア駅から天狗城山を経由して絵下山に登っていますが、
今回は1つ広島寄りの小屋浦駅で降りて中国自然歩道から絵下山を目指しました。
計画時点では「サクラの花見」を目論んでいましたが、この冬からの、あいにくの天候で、
小屋浦駅傍のサクラは、まだつぼみを膨らませた程度で、開花は少し先のようです。
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