今回は広島市内最高峰の東郷山977.4m。

大森神社からのシャトル登山の報告が多いのですが、
東郷山頂の展望がないのと、このコ−スは階段が多く、その往復は、少し面白味に欠けるということで、
戸山車庫からの大谷滝コ−スを登る縦走ル−トを行くことにしました。

この季節、心配したのが登山口から30分ほどの所から出現する3ケ所の沢渡りです。
そのうちの一個所はロ−プこそ設置されていますが足場が滑り易く
今年の降雪量から推して、雪解け水で渡れないのではと懸念しました。
しかし、直前の情報でOKとわかり、計画通り実行。

戸山車庫バス停で降り、中畑集落の道路を北の山手へ
渓流に沿って林道を緩やかに1.8km登った終点が登山口。
登山口からは奥山の深い自然の中、渓流の支流に沿った緩やかな土の道が続きます。
そして3回目の沢を渡ったあたりから、急な登りとなります。

上に行くほど勾配はきつくなり、振り返ると木の間の向こうに広島市内からは
見ることが出来ない、窓ケ山の北面などが目にはいります。
途中で立ち休憩などしながら、標高850m地点の送電鉄塔まで登って腰をおろします。

送電鉄塔からさらに少し登ると稜線に出ます。
左が東郷山、右へ行くと大峠です。

(余談になりますが、大峠から東郷山へと、幾つかのピ−クを超えて行く稜線ル−トは、
この山塊が1000m近い山であることを、実感させてくれる風景があります。
大峠(標高700m)へは今回の戸山車庫バス停の数か所手前、藤田橋バス停で降り上垣内集落から登ります。
少し長丁場ですが、苦にならない人には面白いかも)

東郷山山頂への稜線、特に北側斜面には広島市内唯一のブナ林がひろがります。
山頂直下には広島最大といわれるブナの巨樹や大モミの木などを見ることができます。

山頂での食事の後は湯木線道路の大森神社方面へと下ります。
階段ばかりの急な下りをゆっくり40分余り下ると林道と出合います。
ここが大森神社コ−スの登山口です。
ここから伏郷バス停を目指して林道を2.5kmほど歩きます。


公共交通機関で戸山からの大谷滝コ−スへいくのは、アストラムラインの大原駅舎下のバス停から、
第一タクシ‐バス(昔は広電バスが運行)の戸山線を利用します。
大原駅バス停8:33→戸山車庫9:00着の便を利用しました。
下山後は広電バスの伏郷バス停(大森神社近く)からJR五日市駅南口行きを利用します。
 
 所在地     広島市佐伯区.安佐南区
 歩行距離   1.8Km(往林道)+6Km+2.5Km(復林道)
 累積標高差  760m
 行程
     9:10         9:45    11:35    12:10〜12:50   13:40   14:40 
    戸山車庫バス停 →
登山口→送電鉄塔→ 東郷山山頂 →登山口 →伏郷バス停

  画像 Abe&Nakano   
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