アストラムライン長楽寺駅の北側にある団地の背後にそびえる荒谷山。
今回は南側ふもとの、ふじが丘団地の上にある登山口から荒谷山へ登り、
山頂からは、そのまま北進し、安佐動物公園の北にある、あさひが丘団地のバス停へ
下ります。
荒谷山は、こちらの安佐南区長楽寺側から登ると標高差が600m以上あります。
しかも急登です。
なかなか登り慨がある山と言えるでしょう。
一転、山頂の北側になる、今回の下山コ−スは、
緩やかな勾配の山道が下まで続きます。
ところで長楽寺は現在、安佐南区の地名ですが、(お寺がどこにあるかは解りません)
登山口近くにあった立て看板には。
「...7堂の伽藍を有し、十万坪に及ぶ土地を持っていた長楽寺も時の権力者福島正則に
全ての寺領を没収され、あっけなく滅亡してしまいました。 その後、浅野の殿さまの時代に
なってから長楽寺の人々は昔を偲び、この地に観音堂や不動院(長楽寺の奥の院で中腹に
ある)を建てた...」とあります。
そのような歴史もあってか、荒谷山は土地の人々の信仰の山でもあるようです。
中腹の不動院までは参詣道になっていて、登山口から、しばらく行くと長い急な木の階段が
続きます。
この階段を登り切った辺りの左手に、自然石で、しつらえたような石燈篭があります。
石燈篭には「破暗」と大きく、2文字が刻まれています。
初めて見る言葉です。
いろんな意味が込められているのでしょうか。
面白いのは石燈篭手前の石像です。
その顔は、どこか漫画チックで(バチ当りの感想です。御無礼) なんともユニ−クでした。
参詣道は、中腹の不動院までです。
その先は急な斜面の山道となります。
南峰から荒谷山山頂までは25分程です。
展望があるのは、南峰手前の見晴らし岩辺りまででしょうか。
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