テレビの天気予報(広島地方)で、瀬戸内海の画像を見る時、
他県に比べて、広島の辺りには多くの島があります。
広島の予報なので、他県の島は省略されているのかなと思っていました。
ところが今回、瀬戸内海に面している10県の中で、
広島県が「島の数第1位」であるということを、初めて知りました。
@ 広島 142 A 愛媛133 B 山口127 C 香川112 D 岡山87
E 兵庫57 F 和歌山41 G 徳島24 H 福岡6 I 大分3
合計727 (周囲0.1km以上の島)
それ以下の小さいものまで含めると、瀬戸内海には3000以上の島があるそうです。
多島美で知られる瀬戸内にあって、
私たちが常日頃、沿岸近くの山から目にしている眼下の島々の光景は、
思っている以上にスバラシイものかも知れません。
今回はその中でも、多島美が瀬戸内随一との定評がある、大崎上島の神峰山(452.6m)へ
登ります。
大崎上島は山田洋次監督の映画 「東京家族」 のロケ地。
今、話題の島です。
広島から高速バスかぐや姫号で竹原港へ、高速船で大崎上島の木江天万港まで18分。
木江の旧道を登山口へ。
「古い町並み」
木江には江戸時代から潮待ち.風待ちの船が立ち寄り、
幕末頃から石炭船の食糧.飲料水の補給港として賑わった。
大正期の木造々船ブ−ム時には、25軒もの造船所があったという造船の町。
今も残る、山側の細い旧道は港町時代の繁華街通り。
2階建、3階建(珍しい)の木造建物が並ぶ。
かって旅館街、遊郭として栄えた名残りと言われる。
「登山道」
神峰山の登山道は木江の海に面した南斜面を、
一面に生えたシダをかき分けるようにして登って行く。
かなりの急斜面なので、小さなジグザグを繰り返して高度を稼ぐ。
「多島美」
小春日和で、この日の海面は鏡のように平らか.。
そこに無数の島影が浮かんでいた。.
登って行くにつれ、多島美の光景が眼下に。
海を背に登って行くので、振り返るだけでスバラシイ光景が目に飛び込む。
「神峰山々頂」
狭い頂上には薬師堂(右の白い建物)と鐘つき堂がある。
そして、その傍に木組の第3展望台。
ここからは、ほぼ360度の大パノラマが堪能できる。
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