今日は5月5日。
ゴ−ルデンウィ−クのこの頃は毎年雨に見舞われる印象が強いが、
天気予報は雲なしのお日様マ−ク。
青い空がどこまでも広がる、文句なしの五月晴れとなった。
7時30分に広島を出発。
中国道を徳地インタ−で降り、国道485を北上後、県道26を西に走って白石山入り口には
9時50分に到着した。
白石山は1時間程で登れる山であるが、全山に亘り、花崗岩の巨岩、奇岩が存在していて、
その一つ一つに名前が付けられている。
この辺りでは、わりと人気のある山らしい。
岩は多いが、登山道は普通の土道がほとんどで、歩きにくい事は全くない。
今回は登りと下りが違う周回コ-スを歩いて、最後は元の登山口に戻ってくる。
下山後は直線距離で5kmばかり西にあるKDDI 山口衛星通信センタ−へ、巨大パラボナ
アンテナを見に行く。
接待岩
頂上から、歩行距離で300mくらい下に、少し広い場所があって、そこに巨石が
折り重なったように存在する。
この山では、最もメジャ−な巨石群で、接待岩と名ずけられている。
岩の下に大きな空洞があるものが、2つ3つ。
空洞の中には清水が湧き出ていたり、転落防止のロ−プがある真っ暗な竪穴があって、
底の方に、かすかな光がさしこんでいたりする。
一番大きな空洞の奥には、上の方に小さな仏像が安置されている。
昔この山には、山住み坊がいたとされるが、ここに住んでいたのだろうか。
物見岩(千畳敷)
ほぼ頂上近くに「物見岩」と名ずけられたテラス状の岩がある。
登山口にあった説明ではと80人が一度に大丈夫とあった。
いままでに山の頂上で、このように広くて、水平で、滑らかな一枚岩を見た記憶がない。
その上、テラス状に出っ張っていて、その先は切り立っているから、眺望が抜群である。
この日に合わせたかのように、天が授けてくれた五月晴れの中で、
なんとも和やかな気持ちで、一時を過ごすことが出来た。
今日は5月5日。
なにはともあれステ−ジだけは最高なのだ。
これは天与と言っていい。
ここで歌詞を用意してきた「こいのぼり」、「せいくらべ」を、みんなで歌う。
KDDI 山口衛星通信センタ−
かねて申し込み(団体の場合は必要)をしていた、山口市仁保中郷の
KDDI 山口衛星通信センタ−へ、巨大パラボナアンテナを見学に行った。
中国道から見える、あの白いアンテナ群である、
予約がしてあったので、若い女性スタッフが約1時間つききりで、説明してくれて
解り易かった。
ここには、パラボナ館という建物が併設されていて見学者は、そこの敷地から
見学することになる。
アンテナは最大のもので直径34mとか、ここからインド洋、太平洋上空の静止衛星
(インテルサット)と交信し、テレビ電波やインタ−ネットの情報を東京へ送り、
そこから全国の各テレビ局などに配信しているとか。
国内唯一最大の施設なのだ。
私たちが見ている各局テレビの国際放送やインタ−ネットの情報はここを通ることも多いのだ。
(海底ケ−ブル経由もある)
なぜ、この地に、この施設があるのかといえば。
@インド洋、太平洋上空の両方を見通せる。
A地震が少ない。
B回りが山で囲まれていてノイズが少ないの3つの理由からとか。
どうも、土地が広ければ、どこでも良いというものでも、ないらしい。
ところで、今日登った白石山は、ノイズの減少で、確実にこのアンテナの存在に、
貢献していることは間違いない。
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