可部の街を通る時、北西の方向、街並みの外れ辺りに、こんもりと緑に覆われた小高い山が、
眼に入る。
この山が高松山(標高339m)である。

高松山は中世の武将熊谷氏(毛利氏の家臣)が「高松城」を築き本拠とした地。
標高339メートルの高松山は「その急峻さと、周りに対する眺望の良さが山城としての
大きな利点であった」とある。

そこに築かれた高松城は「守りやすく攻めにくい、この近辺でまれに見る名城で、鎌倉時代の
典型的山城だった」との説明書(がき)。

この山城としての良さは、そっくりそのまま登山をする場合の長所となる。
低山ながら、所々、急登もあり、あまり長くない歩行時間の割には、登り慨もある。
木々がウッソウと茂った登山道には、石垣などに使われていたのか、苔むした石が点在し
歴史を感じさせる。
そして登り切った頂上は展望が抜群である。

頂上(高松城跡)からは、眼下に可部の町並みや太田川を見下ろし
北方向に備前坊山や可部冠山、堂床山。
西方向に茶臼山、螺山、水越山、福王寺山、そして遠くは東郷山、窓ヶ山などを見ることができ。
さらに南方向には阿武山、二ケ城山、呉娑々宇山、牛田山などが望める。


 
 所在地           広島市安佐北区可部町
 歩行距離         6.3km(可部駅 〜可部駅)
 累積標高差        360m

 行程 
      9:27     9:52        11:04      11:13         12:47   
   JR可部駅→ 高松山登山道入口 →高松神社 →
高松山(高松城跡)→上原コ−ス登山口 

      13:26                
   → JR可部駅 

                  
     

               
 画像Abe&Nakano
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