９月の最初は三倉岳へ登った。
ひと月中、雨が降り続いた８月だったので、
この日の青い空は奇跡にさえ思える。
裾の方こそ、少し蒸し暑かったが、上に行くにつれ気温も下がる。
稜線には、秋の爽やかさが漂い、 澄み渡った景色に癒される登山となった。
ビジターセンターの広場から登山道へ。
Ｂコ-スから登って行く。
朝日岳、中岳、夕陽岳の「３本槍」を巡った後、三角点のある三倉岳頂上を経て
Aコ-スを下る。
三倉岳を訪れる登山者が多く辿るル-トである。
三本槍
三倉ビジターセンター前に着くと、目の前の樹林を突き抜けて、
風格のある岩山が聳えている。
右から朝日岳、中岳、夕陽岳。
３つの尖った峰は「三本槍」と呼ばれ、岩壁ではロッククライミングが
盛んに行なわれる。
Ｂコ-スは、右の朝日岳と中岳の谷間の樹林の中にある。
急な登山道を鞍部まで登る
３つの峰を鎖場などを経て巡った後、左の夕陽岳の後方にある三倉岳山頂701.6ｍ
（隠れて見えない）に至る。
三倉岳山頂からは、夕陽岳の左側、樹林の中を通るＡコ-スを下る。
Ａコ-スは下の方で、Ｂコ-スと合流する。
三本槍からの眺望
登る途中は樹々の中で展望はないが、上には素晴らしい眺望が待っている。
登山道にある最初の鎖場を過ぎ、中岳ピ-クの大きな一枚岩に立つと、
すぐ両隣の夕陽岳と朝日岳の岩峰が目に入る。
遠くから見るのと違い迫力がある。
及び腰で下を覗くと、はるか下に朝方通った広場や林が見える。
そしてその先には、近隣の山から遠くの山並までの、大パノラマが広がっている。
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